ビジネスマンは新入社員として会社に入って以来、様々なことを教育研修で教えられ、先輩社員や上司からも指導されるので、学生時代から飛躍的にビジネス能力がアップすることは間違いありません。 そうして一人前になり、やがて企業を背負うようになりますが、それゆえに気を付けなければならないことがあります。
実は企業は利益を追求するというのが大前提の一つなので、いかに無駄を排除し、効率的な仕事をするかということに頭が回ります。その結果、スピード第一、効率効果第一主義などが身につきます。身につき、習性となり、何の疑いもなくそういう行動が常に展開にされるようになります。 悪いこととは言えない面ももちろんありますが、世の中それだけでは済まないということが分からなくなってしまうので注意が必要です。
例えば会話ですが、スピード第一・効率効果第一主義で行えば、口下手な人や表現がうまくできない人は、何も話さなくなってしまいます。そして、できるだけ離れようとしてしまうのです。 このことは、企業の内部で特に部下との関係では無視できないことであり、お客様や取引先でも支障を来すことがあります。
さらに言えば、会社を卒業して地域社会でデビューしたようなときは、特に気を付けないとスポイルされ、村八分にされてしまうことになりかねません。